閉店した店舗に居抜き物件という表記がされているものをみたことがあるでしょうか。この居抜きというのは、設備や什器や備品などが残ったまま売買あるいは賃貸される物件のことです。
主に、飲食店や工場などに見られ、最近では歯科医院や美容院などにも見られます。
通常の場合は、テナント退出時には、スケルトン状態という、内装などの解体工事をして何もない状態に戻す原状回復工事を行う必要があります。ですが、次のテナントが同業の場合は、この作業を行わず、テナントを退出できるのです。
解体の手間や費用が抑えられるので、前オーナーにとってもありがたく、初期費用を抑えられるので、次のオーナーにもありがたい物件です。
また、設置されている設備や備品などが比較的新しい場合などにはできることなら買い取って欲しいというオーナーもおります。そんな場合には、話し合いをして造作譲渡をすることも出来ます。
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不動産を、賃貸中のまま売却することを居抜きといいます。 賃貸中の不動産は、引き渡しを受けてすぐに確実な収入になるのが魅力ですが、反面、入居者が退去するまで、自分で利用したり、ほかに売却することができません。 そのため、居抜き物件は、不動産であると同時に投資の性格が強く、価格は近隣相場だけでなく、家賃収入に対する投資利回りが重視されます。 投資利回りは、投資額に対する家賃収入の割合で、3000万円の物件で、年間の家賃収入が150万円なら投資利回りは5%と計算します。 高い家賃をもらえる物件はそれだけ、投資としての価値が高いことになります。
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